もう少し詳しく、風邪と比較してみましょう
もしもインフルエンザかなと思ったら、以下の点を自己点検してみてください。インフルエンザと風邪の症状を対比し、列記していきます。
★発病=インフルエンザ(以下イ):急激、風邪(以下カ):比較的ゆっくり
★症状の部位=イ:強い倦怠感など全身的、カ:のどや鼻など局所的
★悪寒=イ:強い、カ:軽い
★発熱=イ:しばしば39℃~40℃となり高い、カ:ないか、あっても37℃台
★身体の痛み=イ:強い、カ:なし
★重病感=イ:あり、カ:なし
★鼻・咽頭炎=イ:全身症状に継続して起こる、カ:先行して起こり、特徴的にみられる。これらは典型的な症状とされるものですが、インフルエンザウイルスに感染していてもこれらすべての症状が現れるわけではありません。
最近はインフルエンザウイルスの有無を簡単に判定する検査法が普及してきたため、短時間でインフルエンザウイルスに感染しているかどうか診断しやすくなりました。インフルエンザの疑いが少しでもあれば即病院に行って検査を受けるようにしましょう。
一般に重症化しないかぎりはインフルエンザの症状はだいたい約1週間でおさまりますが、高齢者の場合は肺炎などの合併症を起こしやすいためとりわけ注意してくださいね。